cero
cero の音楽が描く、東京の輪郭
東京に住んでいるからか、ceroの音楽を聴くと街の輪郭がぼやけていく感覚がある。
♪ Poly Life Multi Soul
ceroの音楽を聴いていると、東京という街が少し違って見えてくる。
「Poly Life Multi Soul」は最初から最後まで一度も息を抜かせてくれないような密度があるけれど、それが不快じゃない。むしろ、その密度の中に心地よく沈んでいける。
リズムの複雑さについて、最初はただ「変わってるな」と思っていたけれど、何度も聴くうちにそれが体の中に入ってくる。ポリリズムって、慣れると当たり前に感じられてくるのが面白い。
高城晶平の声も、矢舟テツローのギターも、それぞれ独立して動いているのに、全体としてまとまっている。あのアンサンブルの作り方は、聴くたびに発見がある。
バンドとして一番好きな時期は人によって違うと思うけれど、自分は『Obscure Ride』から『POLY LIFE MULTI SOUL』あたりが一番よく聴いている。