早朝の散歩と、思考の整理について
朝、誰もいない時間に歩くと、前日まで詰まっていたことが急に解けることがある。
最近、早起きして近所を30分ほど歩くことを習慣にしている。目的は特にない。ただ、歩く。
不思議なことに、前の日の夜まで頭の中でこんがらがっていたことが、歩いている途中でふと解けることがある。問題が解決するというより、問題の輪郭がはっきりする、という感じに近い。「ああ、自分は実はこのことで悩んでいたのか」と気づく、あの感覚。
デスクに向かっていると、思考が画面に引っ張られる。歩いているときは、思考が内側に向く。どちらが良いというわけではなく、用途が違うのだと思うようになった。
思考を整理するためのノートやアプリはたくさん試してきた。でも結局、一番効果的だったのは「歩く」という身体的な行為だった。身体を動かすことで脳が活性化するとか、そういう科学的な話には今はあまり興味がなくて、ただ自分にとってうまく働くから続けている。
朝の空気は、昼間と質が違う。光の角度も、音の少なさも。同じ道を歩いていても、夜と朝では全然違う場所みたいに感じる。そういう些細なことが、一日の始まりをちょうど良い温度にしてくれる気がしている。